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東京都心オフィス空室率が上昇継続

オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京都中央区)が10日発表した5月の東京ビジネス地区の平均空室率は上昇が続く

東京ビジネス地区(都心5区/千代田・中央・港・新宿・渋谷区)の5月時点の平均空室率は5.90%、前月比0.25ポイント上げた。5月は小規模ながら拡張移転などの成約が見られたが、集約に伴う大型解約の動きも出ていたことから、東京ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1万9千坪増加し、平均空室率は15カ月連続で上昇した。新築ビルの5月時点の空室率は8.97%、前月比1.67ポイント上げた。5月は新築ビル1棟が満室で竣工したが、満室稼働の大規模ビル1棟を含む3棟が既存ビルの区分にシフトしたため、同空室率が上昇した。既存ビルの5月時点の空室率は5.86%、前月比0.24ポイント上げた。5月は集約に伴う大型解約の影響があり、同空室率が上昇した。
東京ビジネス地区の5月時点の平均賃料は21,249円。前年同月比6.95%(1,587円)、前月比0.78%(166円)下げた。2020年8月以降、平均賃料は10カ月連続で下げている。

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